フリーランスとして働くうえで、避けて通れないのが確定申告です。確定申告とは1年間の所得を税務署に報告し、納めるべき税金額を確定させる手続きのことを指します。フリーランスは会社員のように会社が天引きしてくれるわけではないため、自分でしっかりと管理しなければなりません。まず重要なのは、収入と経費の記録をつけることです。交通費や通信費、業務に必要な道具の購入費用など事業に関わる必要経費の把握が、節税につながります。経費を整理する際には領収書や請求書を保存し、記録することが大切です。記録を怠ると後に提出が求められた際、慌ててしまうことになるので注意しましょう。
所得が一定金額を超えると所得税が発生し、その計算の基礎となるのが所得控除です。所得控除には基礎控除や配偶者控除など、いくつか種類があります。これらを正しく適用すると、所得税の負担軽減が可能です。また、フリーランスの場合は青色申告と白色申告のどちらかを選択できます。青色申告を選ぶと特別控除の適用を受けられるので、節税につなげられるでしょう。ただし、青色申告するには帳簿の作成や事前の申請が必要です。事前準備をしっかりと行い、期限を守ることが欠かせません。確定申告は毎年3月15日が締め切りとなっているので、余裕を持ったスケジュール管理で手続きをスムーズに進められるように心がけましょう。正確に確定申告することで、安心してフリーランス生活を満喫できます。